(この記事は、2021年7月30日に記載したものです。)
トウシルにて下記の記事がありました。
FIREを視野に、10年以上の長期で投資すべき日本の高配当株10選
早期リタイアを目指したときに必要となる日本の高配当株についての記事があったので、考察していきたいと思います。
FIREするために高配当株を保有する
早期リタイアをするためには、生活するために必要な資金を何かしらの方法で稼ぐ必要があります。
稼ぐためにはいろいろな方法がありますが、配当収入もその一つの方法です。
株式を購入することで特定の時期に配当金が支払われるわけですが、この配当金を多く支払ってくれる企業に投資しようというのが高配当株投資になります。
今回のこの記事では配当利回りが4%以上の高配当株を10個ピックアップして取り上げられていました。
どれも超有名な企業なので、一極集中投資を避ければ大きな失敗は避けられるかと思います。
どの高配当株を保有すれば良い?
米国の場合は、高配当株ETFというバリューセットを購入することができるのですが、残念ながら日本だとそのようなパックになった良い商品が存在しません。
自分で個別銘柄を複数組み合わせて保有して、オリジナルの高配当株ポートフォリオを作成する必要があります。
高配当株は成熟企業が多いので、基本的にどこを保有してもあまり違いはないですが、今何も株を保有していないならば、手っ取りばやくこの10銘柄を購入して良いと思います。
単元未満株で10銘柄すべて同じ金額で購入するという方法もあると思いますし、それぞれ100株づつ購入するという方法もあります。
いずれにしても、数銘柄だけに集中投資をするのは避けた方が良いです。
超有名企業なのは間違いないですが、将来のことは誰にもわからないので、必ず保険をかけておく必要があります。
投資は儲けることを考えがちですが、投資した資産を減らさない方法を考える方がより大切です。
細かい話をしだすとセクター分散、国別分散などいろいろありますが、ファンドマネージャーでもない限り、そこまでの分散は不要ですし、そもそも最近は株式で分散しても期待される効果が昔ほど得られません。
日本に住むなら日本の高配当株がおすすめ
海外移住する方もいると思いますが、私は治安や暮らしやすさを考えると日本かなと思っています。
日本で今後暮らす場合に知っておくおくべき配当金に関する税制として、配当控除があります。
配当控除の活用こそが、日本の高配当株をおすすめする理由です。
配当控除は、日本株の配当金にかかる税金が優遇される税制で、年間の所得に応じて多く差し引かれた所得税を確定申告で還付してくれます。
通常、配当金受取時に20%引かれて口座に入金さるので、確定申告で多く払った税金を取り戻すことができます。
例えば、課税所得額が330万円以下であれば、所得税率は10%になるので、10%が確定申告で還付されるということになります。
詳しくは、下記の記事を参考にしてください。
海外の株式投資に関する税制優遇は、外国税額控除というものもあります。
例えば米国株だと配当金に対して10%の税金がかかり、日本で20%の税金がかかるので、二重で課税されることになります。
この米国株部分だけ免除してあげましょうというのが外国税額控除ですが、日本株ほど還付率が良くないです。
受取配当金額が大きくなると10%の差はとても大きくなるので、外国株よりも日本株の方がおすすめというわけです。
まとめ
今回は、トウシルの「FIREを視野に、10年以上の長期で投資すべき日本の高配当株10選」という記事に関する考察を記載しました。
私は日本にずっと住み続ける想定なので、ポートフォリオの半分は日本の高配当株を保有しています。
日本は米国のように連続増配銘柄がとても少ないですし、簡単に減配する傾向にあります。
自分は米国株派だという方は、米国の高配当銘柄に投資するのも良いと思います。
長期的に増配が続けばかなりの高配当になるので、税金を考慮しても日本株に勝る可能性は十分にあります。
高配当株投資について勉強したいという方は、下記の本が参考になると思います。
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