配当成長株投資マニアが語る 配当成長株の投資基準

株式投資

配当成長株投資ってなに?

高配当株投資は聞いたことがあるけど、配当成長株という言葉は聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか?

今回は私が実践している配当成長株投資について、下記のような疑問にお答えしようと思います。

    • 配当成長株ってどんな株?
    • 高配当株との違いは?
    • 具体的にどんな基準で配当成長株に投資をしているのか?

 

配当成長株ってどんな株?

配当成長株の私なりの理解は、下記になります。

    • 投資する時点で、少しでも配当金を出している
    • 配当金を増配している
    • 財務が健全であり、増配の余地がある
    • 現時点では高配当ではない(概ね利回り1%以下)

配当成長株の場合は今後の増配に期待して投資をするので、近い将来のキャッシュフローは全く期待できません。直近でキャッシュフローを改善したい人は配当成長株に投資するのはNGとなります。

配当成長株は、長期的な視点(例えば自身がセミリタイアする時点)で配当利回り3%を上回り、かつ市場から注目が集まってキャピタルゲインも獲得できたらラッキーという戦略になります。

雑誌やネットでもこのような地味な戦略はネタとして面白くないので取り上げらないと思います。しかし、個人的にはこのような地味な方法こそ、サラリーマン投資家の堅実な資産形成を促進する上で有益なのではないかと思っています。

 

高配当株投資との違いは?

単純な話ですが、現時点で高配当か否かではなく、連続増配をして高配当銘柄になる株というのが高配当株投資との大きな違いです。

高配当株というと利回り3%以上の株式を指すと思います。この水準の利回りになると成熟していて増配の余地が少ないケースが多かったり、減配するリスクが高まります。

わかりやすい事例として、私も少しだけ保有しているのですが、日本たばこ産業(JT)が挙げられます。先日、減配を発表しましたが、JTは16期連続増配していた配当貴族銘柄です。

減配しても6%と依然として高配当株なのには変わりないですが、たばこ事業の先行きが不透明ですので、株価が過去レベルに回復するかはわかりません。所謂、塩漬け銘柄になるわけですが、高配当株投資の場合、Buy & Hold戦略かと思いますので、そこは気にしないという方はいいかもしれません。

さらに高配当株は人気があるので、一般的に株価も高値圏にあることが多く、エントリーするタイミングで減配を食らうと、株価はかなり長期間戻ってきません。いくらBuy & Hold戦略だとわかっていても、マイナスの数字を見るとテンションが下がるものです。

株式投資は、かなりメンタルに左右されるので、できるだけ変動率(シャープレシオ)を低く抑えて、含み損も少なくするのが良いと思っています。

具体的にどんな基準で配当成長株に投資をしているのか?

我が家の配当成長株の投資基準は下記になります。

    • 時価総額300億円以下
    • 上場10年以内
    • オーナー企業
    • ROE8%以上
    • 営業利益率10%以上
    • 無借金または有利子負債が少ない
    • 自己資本比率40%以上
    • 1%以下の配当金を出している

上記のような投資基準を満たす銘柄かどうか目視で確認するのはかなりしんどいです。我が家では、四季報のスクリーニング機能(ベーシックプラン月額1,100円)を利用して銘柄を抽出し、プラスαとして財務状態を確認して最終的に投資判断をします。

四季報は有料にはなりますが、月額1,100円ですので必要投資だと割り切って私は利用しています。また、モーニングスターの株主優待で株式新聞も無料で利用しているのですが、この話はまだ別の機会に記述したいと思います。

まとめ

今回は我が家の配当成長株の投資基準について記載しました。

皆さんも今回の内容を参考に、自分自身の投資基準を確立して、楽しい株式投資ライフを送っていただければと思います。

配当成長株投資について、詳しく勉強したい人には下記の書籍もおすすめです。

投資は自己責任となりますので、ご注意ください。

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