日系企業に約10年勤めたサラリーマンが語る、退職を決めた具体的な理由

転職

どんな理由で退職を考えるのか気になっていませんか?

皆さんもこのような疑問を感じて、日本企業を退職しようか悩んでいませんでしょうか?

    • こんな理由で会社を辞めるのは、甘いんじゃないか?
    • 辞めることを誰にも相談できない、同じ悩みの人はいないのか?
    • でも日本の企業もいいところあるよな

この記事では、私が日本企業を退職した理由と日本企業で働くメリットを記載しています。一つでも共感する部分があり、転職を含めてよい人生の踏み出すきっかけになったらとても嬉しいです。

なぜ日系企業を辞めたのか?

新卒で入社した企業は超大手大企業でして、自分の性格上、長くは1社に勤まらないだろうなと思い、最初から最長でも5年程度で辞めようとゴールを設定していました。

ゴールを設定した方が上司への忖度もしなくて済みますし、いつ辞めて良いという気概で仕事をした方が転職時にも良いと思っていました。

しかし、働いてみると意外に楽しく過ごせていたので、いつの間にか退職することを考えなくなっていました。ただ、仕事をする中で少しづづ日本の大企業の体質に対する下記の不満が募ってきました。

    1. 年功序列なので、成果を出してもさほど給料はほぼ上がらない
    2. 昇格面談があり、その面談対策(書類、面接)にかなりの時間を費やす
    3. 管理職になるまで最低15年程度かかり、そもそもなれる人が少ない

そんな時、日系大企業あるあるですが自分のキャリア思考とは全く異なる部署への異動が発令され、自分としては非常に辛い環境になってしまったのです。特に私の中では下記のことが苦痛でした。

    1. 自分が正しくないと思うことも上司が正しいと判断すれば、その根拠を裏付ける資料を作成しなければならない
    2. ここまで築いていたキャリアとは無関係の社内政治スキルが必要で、しかもそのスキルは自分の中で価値を感じることができないものであった

長期的なキャリア形成を考えると、日系企業で使えるジェネラリスト的なスキルではなく、ある特定の分野でどこでも使えるスペシャリストになった方がよいと私は判断しました。そして、配属からわずか2ヶ月でしたが辞める決心をして、転職活動を開始しました。

日系企業の良かったところは?

日系企業の良かった部分ももちろんありますので、メリット面もご紹介いたします。

1点目は、教育制度です。
私の会社では入社してから3ヶ月は外部講師からプレゼンテーションや名刺の渡し方など社会人としての基本的な部分を教えてもらったあと、いろいろな部署をOJTで体験して配属になるというシステムを採用していました。

大学を卒業してすぐに戦力になれるわけもなく、このように時間をかけてじっくり育成してくれるところは日本企業の非常に良いポイントだと思います。

また、自分がその気になれば、会社のお金で研修制度をフル活用できます。例えばこんな制度がありました。私もだいぶこの制度を活用させていただきました。

    • 企業派遣型のMBAやロースクール(生活費含めて数千万円会社が負担)
    • オンサイトまたは通信教育で資格試験の講座を受講(全額または半額補助)
    • ビジネススクールの単科受講(全額または半額補助)

2点目は、なんだかんだ余裕があるです。
これは売上数字的な話ですが、日本企業は財務基盤がしっかりしているケースが多く、お客様もある程度固定化され成熟しています。従って、外資系企業のように毎年10%の売上を上げないと給料が減るなどの恐怖がないです。常に走り続けることも難しいと思うので、適度なプレシャー環境で働きたいという人は日系企業が良いかなと思います。

3点目は、有給の多さです。
私のいた会社では入社直後は12日程度の休みが付与され、半年経過した時点で8日付与されて合計20日になったと思います。さらに、夏休みが5日付与されるので、2年目からトータルで25日のお休みを取れる制度設計になっていて、ほとんどの社員が完全取得していました。

子供がいると急に熱を出したので保育園に迎えに来てほしい、病院に送迎してから仕事をするなどありますし、親の介護などしている場合も有給休暇が充実している日本企業は自分で調整できるので良いかなと思います。

まとめ

私は新卒から約10年近く日系企業で勤務し、振り返ると非常にいろいろなことを経験させていただきました。本当に感謝していますし、いつかまた別の形で一緒に仕事ができればと思っています。

私は次のキャリアを考えた時に外資系がフィットしたので退職の決断をしましたが、皆さん全員が外資系に向いているとも思いませんし、必ずしも日系企業が全て悪いとも思いません。

もし今、日系企業を退職されようとしてこのブログを見ていただいた方は、自分自身のキャリアに何が必要なのかを今一度考えて、今回の記事を参考にしていただければと思います。

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