なぜ投資信託を保有しているのか?投信信託のメリット、デメリット

株式投資

今回は、投資信託について記載していきたいと思います。特に下記のような疑問点を持っている方に見ていただくと良いかと思います。

    • 投資信託ってよく聞くけど、どんな商品なんだろう?
    • 投信信託のメリットは?
    • 投資信託のデメリットは?

投資信託ってどんなもの?

投資信託は、投資家から集めたお金を株式、債券、仮想通貨などに投資・運用する金融商品です。

公開市場で取引されている金融商品をセットにしたのが投資信託なので、投資元本は保証されないという点には注意してください。

少し株式投資を勉強したことがある人だと、ETF(Exchange Traded Fund)というものをご存知かと思います。いろいろな金融商品をセットにしたものという観点では一緒なのですが、こちらとの違いについては、ETFの記事も書きたいと思いますのでその時に。

投資信託のメリットは?

投信信託のメリットは下記の点かなと思います。
    1. 最低購入金額が100円で少額から投資が可能
    2. 分配金(配当金)が支払われないことが多く、課税繰り延べ効果がある

1つ目は、最低購入金額が100円で少額から投資が可能という点です。

単元未満株で1株10円みたいな銘柄を選定すればより安く購入可能ですが、個別株式になるのでその会社に万が一のことがあった場合、資金を失うことになります。

一方で投資信託の場合は、日経平均やS&P500などのインデックスに連動するファンドへ投資していたり、ひふみ投信などアクティブファンドもあったりと基本的にパッケージ商品になっているので、個別株ほどのリスクはありません。もちろん、投資信託の委託元が経営破綻するというリスクはゼロではないですが、ファンド規模が大きいところに投資をすれば、そのようなリスクもかなり軽減可能であると思います。

2つ目は、分配金(配当金)が支払われないことが多く、課税繰り延べ効果があるという点です。

普通株式やETFの場合、配当金が支払われると自動的に所得税15%、住民税5%が引かれた状態で指定の証券口座に入金されます。配当金を特に利用しない場合、20%税金が引かれた残金を再投資に回しますが、この20%がもったいないということになります。

ならば、そもそも受け取らずに自動的に配当再投資してほしいということになります。この自動的に配当再投資をしてくれるのが投資信託になります。直近で配当金を利用する目的がない場合、投資信託をつかって少しでも多く投資に回すという考え方もできます。

投資信託なのか、個別株式またはEFTなのかは、本当に個人の考え方に依存します。

私の場合、投資信託はインデックス投資、配当成長株は個別株式またはETFにしています。ベースの資産形成は非課税の配当再投資メリットを生かした投資信託を利用し、余裕資金では資産が増えている実感を得られる配当成長株投資をしています。

資産形成の効率は悪いですが、私はこれでモチベーションを維持しているので、良しとしています。

投資信託のデメリットは?

投信信託のデメリットは下記の点かなと思います。
    1. 信託報酬の手数料が高いファンドが多い
    2. 毎年4%引き出すなど、出口戦略が難しい
    3. リアルタイムで売買取引が出来ない

1つ目は、信託報酬の手数料が高いファンドが多いという点です。

投資信託の取引画面に信託報酬という記載があると思いますので、そちらを探して確認してみてください。SBI・バンガード・S&P500の場合、0.0938%という記載になっているかと思いますが、ひふみ投信の場合、0.98%となっています。

S&P500はインデックスなので信託報酬が安く、ひふみ投信はアクティブなので信託報酬が高くなっています。どちらが良いかについては、投資家が判断するものなので、一概に良い悪いとは言えません。

ただ、年間1%の手数料と捉えるとすると、投資金額100万円で1万円、投資金額1000万円で10万円が取られてしまうということになります。資産形成を行う上で、投資額が大きくなので、私はこれを無視できないと思っているので、インデックス投資のみしています。

一般的には0.2%以上のものは避けた方が良いとは言われますが、ここも投資家が何を期待するかに依存するので、あくまでも一つの目安として覚えておいてください。

2つ目は、毎年4%引き出すなど、出口戦略が難しいという点です。

これがめちゃくちゃ難しいと思っています。配当金の場合、問答無用で証券口座に振り込まれるので、入金された額を自由に使えます。

一方、投資信託の場合は一部を売却しないと資金は手元に入ってきません。自分なりのルールを決めて引き出せる人は良いですが、ここは人間の感情が入り込む余地があるので、そのルールを守れるかという話になります。

自身がある方は問題ないですが、自身が無い方は何も考えない配当金を受け取った方がかなり楽です。

3つ目は、リアルタイムで売買取引が出来ないという点です。

日中申し込みをした場合、その日の取引終了後に価格が確定して申し込みの数量が購入できる仕組みになっています。

普通株式のように、リアルタイムに売買ができないので、いますぐに売りたい、買いたいというのには向いていません。長期的に投資をする前提が投資信託と言えると思います。

 

まとめ

今回はなぜ投資信託を保有しているのかについて、メリット、デメリットの両面を記載しました。

私の場合、老後を見据えた長期投資が投資信託と捉えています。基本的にずっと引き出さない資金として投資信託に長期運用してもらうということです。

投資信託は、単純でつまらない投資方法ですが、時間をかければ誰でも着実に資産形成ができる再現性が高い方法です。ポイントは、長く続けられるかだけです。

皆さんも少しの金額でも良いので、コツコツ積立投資信託を初めてはいかがでしょうか。

ただ、自分では投資信託のやり方がわからないという方もいると思います。お金の教養を身に着けるスクールもあったりするので、独学では難しい場合は活用してみても良いかもしれません。

投資は自己責任、自己判断でお願いします。

 

 

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