(この記事は、2022年3月12日に更新しました。)
金融広報中央委員会のページに下記の内容が公開されてました。
家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和3年調査結果
昨年の2名以上の世帯における金融資産保有額になります。
昨年は株式相場も好調だったので、日本の世帯の金融資産が増えているような気がしますが、実際にどのような結果だったのかみていきたいと思います。
金融資産保有額(令和3年)
今回公開されたデータは年齢別の分類はなく、全世帯での数値でしたので下記のグラフは日本の全世帯の金融資産保有額となっています。
今回のデータは全世帯なので、3000万円以上が13.5%と一番多くなっています。
60代以上の世帯が含まれてしまうと、一般的に退職金や相続があるため、どうしても3000万円以上が多くなってしまいます。
なお、平均値が1563万円、中央値が450万円でした。
過去のデータを見てもらうとわかりますが、平均値は上がっていますが、中央値はあまり変わりません。
一部の世帯が金融資産を増やしているが、全体としては金融資産が増えていないということが言えるのではないかと思います。
2022年の厳しい相場で来年はより厳しい結果に?
日本株も米国株も2022年は年初からマイナスとなっています。
昨年から株式投資を始めた人にとっては、現状かなりの含み損になっているのではないかと思います。
さらに、日本では岸田政権が株式投資にプラスとなるような材料を提供できていないこともあり、現政権が続く限りは、日本相場の上昇は見込めないと考えられます。
資産の半分以上は米国株式または全世界株式、それ以外を日本の高配当株という戦略が多くの人にとって無難な投資になると思っています。
日本に住んでいるから日本の株式ばかりを持っていると、将来資産があまり増えていないということも十分にあり得るので、分散して投資をしておきましょう。
債券、金などコモディティ、FX、仮想通貨などの投資先もありますが、基本的には株式投資だけで十分だと思います。
株式市場から退場せず、少額でも良いのでコツコツ投資を継続して、共に経済的自立に向けてがんばりましょう!
まとめ
今回は、2021年の日本における二名以上の世帯の金融保有資産額について記載しました。
3000万円以上の世帯が一番多く、世帯全体の金融資産は増加していないことが考察されました。
まだまだ株式投資をしている人が少ないのではないかと思っています。
昨年の相場は好調でしたが、今年は年初から厳しい相場が続いており、インデックス投資は±0になるのではないかと言われています。
相場は上下があるので、継続して投資し続けることを心掛けましょう!
また、年齢別のデータが出たら、30代、40代、50代でグラフを作成していきたいと思います。
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