日系スタートアップ企業への転職 気になる給与事情の実際とは

転職

日系スタートアップ企業の年収ってどうなの?

日系スタートアップ企業に行きたいけど、給与面が心配という方はきっと多いのではないかと思います。

私は現在、外資系企業に勤務していますが、日系スタートアップ企業も複数社受けてきました。

いくつかオファーをいただく中で、日系スタートアップにおける給料のレンジがだいたい見えてきたので、今回はそれについて記載していきます。

日系スタートアップ企業の給与レンジ

スタートアップ企業のフェーズにもよりますが、ざっくりと下記のようなイメージを持っておけばズレが生じないと思います。

    • シードからアーリーステージ:最大900万円程度
    • ミドルからレイターステージ:最大1500万円程度

年収という意味での最大値は上記になりますが、これにプラスしてストックオプション(SO)が付与されるケースがあります。だいたい全体の半分くらいの企業がこの制度を持っていると思います。

年収だけでなく、ストックオプション含めて将来どの程度の金額になりそうかをおおよそ把握しておくのが良いかと思います。

ストックオプションとは、企業の株式を従業員に付与する仕組みで、上場後に数年掛けて付与され売却が可能となる仕組みです。

まれに入社後すぐに株式付与されるケースもありますが、たいていの場合、上場後に執行できる仕組みになりますので、手元に来るのはかなり後ということになります。

給与とストックオプションで合計どのくらいなの?

将来の株価がどのくらいになるのか、入社した時期によってストップオプションの付与率も変わってくるので、一概に算出するのは困難です。

ざっくりですが、数千万円程度が入ってきたらラッキーという程度に思っておくのが良いと思います。

なので、仮に上場するまでに5年程度かかって、5000万円の株式が付与されて、すぐに売却したとすると、給料と合わせて平均して1800~2000万円くらいにはなる計算になります。

あくまでもシミュレーションなのでこんなに上手くはいかないと思いますが。

日系スタートアップが上場する確率って実際どうなの?

これもざっくりですが、確率的には入社した企業が上場するのは10%くらいだと思います。

私の知人も若干名、上場を経験している人がいますが、そんなレベル感です。自分がそのくじを引き当てることが出来ればラッキーですが、10%なのでかなり狭き門です。

現行の年収が2000万円近い場合は、金銭的な面からみると転職をしない方が良いケースが多いと思います。特に外資系企業の場合はなおさらです。

年収が高い上にすでに上場済みで株式付与されるならば、かなり確度が高い見込み年収になるので、不確実性が高い日系スタートアップとは異なります。

日系スタートアップ企業で働く意義とは?

私は日系スタートアップに入社するならば、お金をあまり期待してはいけないと思っています。

創業者が目指す志に共感して、それを愚直に実行して、一緒に楽しみたいのか

これに尽きると思います。

私は資産形成を考えるとまだ日系スタートアップで働くフェーズではないと思っています。一方で年齢が上がると微妙という意見もありますが、その時に働けなければ、それもまた人生というものだと思っています。

まとめ

今回は私の経験から日系スタートアップの給与事情について記載しました。

実際に働くと内部で昇格をして、また違った景色が見えるのかもしれないので、あくまでも入社前の視点と捉えてもらえればと思います。

自身のやりたいことだけでなく、資産形成も考慮してキャリアを選択するのが良いかと思います。

自分一人では、そんなこと考えられない、周囲にも適切なアドバイスをくれる人がいないという方は、キャリアメンタリングサービスもあるので、ぜひ活用してみてください。

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