カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)
東京証券取引所に上場しているインフラファンドの一つになります。
現在、7社のインフラファンドが東証に上場しています。
インフラファンドなので、本来は発電所、空港、道路、鉄道、学校などの社会基盤となるものに投資をして収益を分配金として配布するのですが、現時点ではほぼ太陽光発電施設への投資と言っても良いと思います。
仕組み自体はREIT(不動産投資信託)と同等と思ってもらって良いと思います。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人は、太陽光発電設備のデベロッパーをスポンサーにもっており、導入実績が豊富という観点から投資をしています。
インフラファンド市場自体が昨年末で1000億円規模で非常に小さいので、集中して投資は難しいですが、5%以上の利回りがあるので非常に魅力的な投資先です。
分配金の推移
過去の分配金推移は下記になります。
2018年6月 2,350円
2018年12月 3,600円
2019年6月 3,650円
2019年12月 3,650円
2020年6月 3,700円
2020年12月 3,700円
インフラファンドになるので大きな増配は期待ができませんが、安定的な配当金を得るためには良い選択肢になります。
固定価格買取制度によって20年間買取価格が固定されていることから、安定的なキャッシュフローが見込めるのが太陽光発電の良い点かと思います。
もちろん設備の老化などで発電効率が落ちるので、定期的なメンテナンスも必要ですが、ここは太陽光設備を製造しているカナディアン・ソーラーなので、将来的に高効率な発電システムを開発して、分配金を上げてもらうことを期待したいと思います。
配当利回り
配当利回り 7.94%
私が取得した時の単価が1口 93,123円となっています。現在の年間分配金が7400円なので、配当利回りは約8%と非常に高いものとなっています。
インフラファンドは株主優待がないですが、その分、非常に高い利回りになっています。
2021年3月末現在の株価は126,200円なので、私が取得したときよりもだいぶ価格が上昇してしまいました。
ただそれでも配当利回り5.86%なので非常に高い水準かと思います。
インフラファンドの将来性
太陽光発電だけではなく、将来的には様々なインフラに投資をするファンドが出てきてくれると投資妙味があるかなと思っています。
太陽光発電だけだと20年後に固定価格買取制度が無くなったとき、今と同等の分配金が出るかというと難しいと思っているので、他の収益源が出てくるかが注目のポイントかと思います。
ただ、20年あれば発電効率が今よりも数十倍高くなることも予想されるので、こればかりは将来まで待ってみないとなんとも言えないと思います。
従って、インフラファンドはある一定のタイミングで売却するか、ホールドするか注視が必要な銘柄だという認識をしておいた方が良いです。
まとめ
今回は太陽光インフラファンドのカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人について記載をしました。
企業の成長に投資するわけではないので、キャピタルゲインではなく、インカムゲイン狙いの方には非常に魅力的な投資先かなと思います。
インフラファンドは1口からの購入でどのファンドも約10万円程度からの購入となりますので、それなりのまとまった資金は必要になります。
インフラファンド指数に連動するETFまたは投資信託が登場してくれば、最低購入単価が下がりそうですが、現状はそうもいかないのが若干のデメリットです。
いきなり10万円からはちょっと・・・という方には、数百円から投資をはじめられるSBIネオモバイル証券がおすすめですので、インフラファンドの前に通常の株式投資から始めるのも良いと思います。良かったら活用してみてください。
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