(この記事は、2021年8月23日に記載したものです。)
私は大学院まで進学しましたが、大学院では奨学金がかなりの金額をもらうことができます。
また、国立大学ということもあり学費が安く、アルバイト、研究室の手伝いなどで副収入もかなりあり、学費は十分に賄える状況にありました。
今回は、奨学金を活用して当時私が実施していた投資と今ならこうするという話を記載したいと思います。
大学院なら奨学金は88,000円
日本学生支援機構の公式サイトを見ると、現在でも第一種奨学金でもらえる金額は88,000円となっています。
私も10年以上前になりますが、大学院に在学中に88,000円をもらっていました。
大学でも奨学金をもらうことができましたが、この時は学費を親から支払ってもらっていた関係で奨学金のサインを親からもらうことができず、諦めたと記憶しています。
当時驚いたのが、大学だと自宅生は最大45,000円なのですが、大学院では約2倍になっていることでした。
理由はよくわからないのですが、大学院だと研究室のアルバイトもあり、毎月結構な金額を稼ぐことができたので、正直こんなにもらえるのならば、投資に回そうという発想にいたりました。
当時のメインはFXのスワップ狙い
学生ということもあり時間もあったので、大学生のころは頻繁に売買を繰り返すデイトレードをしていました。
初心者だったのですが、そこそこ儲かっていたので、完全に調子に乗っていましたが、ずっと相場が気になってしまい、トレードばかりしていました。
これは精神衛生上よくないと考えて、なるべくほったらかしで稼ぐ仕組みを考えたところ、当時条件が良かったのが、スワップでした。
当時は、豪ドルと日本円の金利差が大きかったので、1万通貨を保有していると、1日中100円以上もらえた記憶があります。
デイトレードで儲かった金額をレバレッジ(4〜5倍程度)を効かせつつ、スワップを受け取れるようにしていました。
総額いくらだったかは記憶が曖昧ですが、1日あたり1,000円くらいは貰えていたと思います。
学生でしたが、毎日ランチは外食をして1000円以上のものを食べていたので、完全に調子に乗ってました(笑)
今はFXのスワップ投資はうまみが無い
当時は豪ドルも1万通貨で1日100円もらえるという好条件でしたが、今は25円と1/4になってしまいました。
デイトレードでの通貨売買は現在も有効な手段ですが、スワップについては長期で資産形成を取る戦略としては適切ではないと思います。
当時は株式投資も単元未満株で買えるわけでもなくまとまった資金もなく、FXでまとまった資金が手に入った時も株式投資に移行する発想が出ませんでした。
さらにFXが怖いところは、レバレッジをかけて取引が可能(現在は3倍など低い倍率に制限されてますが、当時は100倍とかも可能でした)なので、暴落時に想定外の金額まで下がって追証になった経験もあるので、十分に注意が必要です。
というか、今現在ならFXは投資初心者の方には全くおすすめしません。
今ならインデックス投信か高配当のETF
今私が大学生だった場合、インデックスか高配当のETFを毎月購入すると思います。
具体的な戦略としては、下記の2つです。
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- 長期的に資産を拡大させたい場合は、インデックスに連動する投資信託を購入する。
- 毎月一定額の配当金を受け取りたい場合は、高配当株ETFを購入する。
インデックス投資、高配当株投資の詳細については、下記の記事も参考にしてください。
インデックスに関しては、下記の投資信託を購入すると思います。
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- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
これからも米国が伸びるという場合は、米国株式を購入すれば良いですし、どこが伸びるかわからないということであれば、全世界株式を購入すれば良いかと思います。
高配当株のETFに関しては、下記の米国株ETFを購入すると思います。
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- VYM:Vanguard High Dividend Yield ETF
VYMはインカムゲインもキャピタルゲインも両方狙えるETFなので、20代前半から投資をするならこれ1本で私は十分だと思います。
日本株は残念ながら高配当株ETFがないので、個別株で自分でポートフォリオを組まないといけないので、初心者にはおすすめしません。
まとめ
今回は大学院で多くもらえる奨学金を活用して、投資をするならどうするかという内容について、記載してみました。
現在は昔と違って海外の株式投資への環境がかなり整っているので、株式投資だけで良い気がします。
ただし、インデックス投資も高配当株投資も一気に資産を拡大する手法ではないのが注意が必要です。
あくまでも長期的な視点で資産を拡大する手堅い手法なので、一気に資産を増やしたい場合はFXや株式の信用取引でレバレッジをかけるという別の方法を検討する必要があります。
高配当株投資で経験を積みつつ、慣れてきたら短期で資産を増やす方法も検討すると良いと思います。
株式投資を一から勉強したいという人は、下記のような書籍もあるので、参考にしてみてください。
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