(この記事は、2021年6月22日に記載しました。)
アサンテ(6073)
住宅用シロアリ防除における国内シェアNo.1の企業で東北から関西まで営業網を保有しています。また、農業協同組合との提携によって業容を拡大しています。
コロナによって住宅へ出向いての作業が実施できなくなった影響によって昨年売上は-3.9%と減収になった影響で、株価も最大で-70%近くまで下落しました。
一方、今年の業績はコロナ前と同等程度に回復見込みで、増収増益になる予定です。
財務的には下記のような状況です。
自己資本比率がとても高く、有利子負債はかなり少ない状況です。
自己資本比率 80.9%
流動比率 400%
有利子負債比率 5.5%
PER 16.52
PBR 1.63
営業利益率が10%を超えていますし、ROEも9.1%と良い数字です。
提供しているサービスもシロアリ防除、害虫対策、リフォームなど業績に大ダメージがあるような内容ではないので、今後も安定した収益が見込めると思っています。
配当金の推移
過去の配当金の推移は、下記の通りでコロナショックによって8期連続増配中だったのですが、ストップしてしまいました。
ただ、大きく業績を落としたのは不足の事態があったからということで配当は維持されたのが、好材料でした。
2016年 40円
2017年 46円
2018年 50円
2019年 54円
2020年 60円
2021年 60円
2022年の配当金予想は、62円の増配となっています。
過去7年間の平均配当性向は40%程度なので、まだ配当金への余力はあるので、今後も期待です。
株主優待
アサンテは、3月と9月に「三菱UFJニコスギフトカード 1,000円」の株主優待があります。
実際の優待は、下記になります。
三菱UFJニコスギフトカードは、大手百貨店やスーパーなどで利用できるので、非課税で年間2,000円もらえるのは、とてもありがたい株主優待だと思います。
東証再編で株主優待がなくなってほしくはないですが、変わりに増配してくれるならば、仕方がないかなと思っています。
総合利回り(配当利回り+優待利回り)
配当利回り 3.02%
我が家の取得単価が1,983円なので、今期の配当金60円から算出すると税引き前の配当利回りが3.02%となります。
コロナショック前に購入していて、現在の株価1,747円よりもだいぶ高い価格となっています。
それでも年間配当金は6,000円になるので、非常に大きい金額です。
なお、2021年6月下旬では1700円台なので、利回りは約3.5%となっています。
優待利回り 1%
株主優待が三菱UFJニコスギフトカード2,000円なので、我が家の取得単価が1,983円から利回り計算すると1%となります。
従って、総合利回りは4.02%となります。
株主優待が無くなると利回りが1%落ちるので、無くならないことを祈るばかりです。
まとめ
今回は、アサンテ(6073)について記載しました。
配当利回りが現在の株価でも3.5%以上と高配当株です。
コロナ前までは順調にEPSも伸ばしていたので、コロナが終息すれば、勢いを取り戻して大きく増配してくれそうな銘柄だと思っています。
買い増しは検討していますが、今は他の銘柄で魅力的なものがあるので、すぐに購入は考えていないです。
暴落時などタイミングをみて購入を検討していきたい銘柄となります。
皆さん投資は自己判断、自己責任でお願いします。
コメント