(この記事は、2021年6月16日に更新しました。)
30代におけるアッパーマス層の割合は?
結論から言うと、令和2年(2020年)30代におけるアッパーマス層(純金融資産3000万円以上)の割合は、わずか0.9%でした。
厳密には、この中に準富裕層、富裕層、超富裕層も含まれていますが、そこまで詳細なデータはなかったため、ご了承ください。
なお、データは、金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査を加工してグラフにしたので、生データを確認したい人はそちらを参照してください。
30代でアッパーマス層(純金融資産3000万円)に突入された方は、超超優良家計ということになると思います。
30代の場合、純金融資産が1000万円でも上位20%なので、まだ株式投資など資産運用を始めていない方は、まず1000万円を目標にしていただくのが良いかと思います。
私は2021年度中に準富裕層(純金融資産5000万円以上)に突入予定ですが、最初の1000万円が途方もなく長く感じた記憶があります。
新卒で会社に入社してから持株会、iDeCoなんでも良いので、積立投資をすぐに少額から始めることをおすすめします。
投資はとにかく早く、長期で続けることが何より重要です。
全世帯におけるアッパーマス層の割合はどのくらいか?
野村総合研究所の2019年度 調査データによると、アッパーマス層(純金融資産が3000万円以上、5000万円未満)は全体の13.1%となっています。
アッパーマス層以外の割合は、下記の通りです。
引用:https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2020/cc/1221_1
マス層(純金融資産が3000万円未満)が全体の78%を占めており、ほとんどの人がマス層に位置しているのがわかります。
準富裕層(純金融資産が5000万円以上、1億円円未満)は全体の6.33%となっています。富裕層への登竜門ですが、ここまでくるとセミリタイアも現実的なものに変わってくる層かなと思います。
富裕層(純金融資産が1億円以上、5億円円未満)は全体の2.3%となっています。100世帯に2世帯の割合ですが、意外と周囲にも富裕層がいるかもしれないですね。
超富裕層(純金融資産が5億円以上)は全体の0.16%となっています。さすがにこの層はとても少ない割合で、普通に生活していても周囲で出会うことはかなり少ない確率かなと思います。
下記の記事も参考にしてみてください。
アッパーマス層になるまでに行っていたこと
私がアッパーマス層になるまでに行っていたことは下記になります。
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- iDeCo、NISA、持株会などに投資し、貯蓄率20%以上は確保する
- 家賃補助を利用して家賃を低く抑える(住宅ローンは絶対組まない)
- 掛け捨ての医療保険には加入しない
- 携帯は格安SIM
- 外資系企業へ転職し、入金力を上げる
細かい点を挙げるともっとたくさんありますが、収入と支出の大きなインパクトがありそうな部分をピックアップするとこれらになります。
特にいますぐ始められるポイント3つについて、詳しく解説していきたいと思います。
1つめは居住費です。
日系企業に長く勤めていたので家賃補助を活用して、極力ゼロに近づける努力をして、浮いた部分を株式投資に回していました。
株式投資はインデックス投資を少額から実施していました。
インデックス投資を基本から勉強したい方は、下記の書籍が1冊目としてはおすすめです。
2つめは、携帯電話の通信費です。
現在私はNTTコミュニケーションズのOCNモバイルONEを利用していますが、月額の利用料はたったの1,849円です。
音声通話は050Plusというアプリで固定電話と同じ料金ですし、データ通信は6GBと普通に利用していれば十分なデータ量です。
データ通信だけならば、もっと価格を安く抑えることができますので、すぐに格安SIMに変更することをおすすめします。
3つめは、外資系企業への転職です。
日系企業の場合、給料は年功序列で昇格してもあまり上がらないので、ビジネスの基本スキルを身に着けたところで、外資系企業へ転職しました。
この外資系企業転職戦略が大当たりで、入金力が30%以上一気にアップし、株式投資に回す資金を多く確保することができました。
年収が高い外資系企業への転職を狙っていくには、外資系に強い転職エージェントの活用は必須となります。
外資系企業への転職を狙っていきたい方は、JACリクルートメントがおすすめです。
40代、50代のアッパーマス層の割合は?
40代のアッパーマス層の割合については、下記のページを参考にしてください。
30代よりも40代の方がアッパーマス層の割合が増えています。
50代のアッパーマス層の割合については、下記のページを参考にしてください。
30代、40代よりも50代の方が圧倒的にアッパーマス層の割合が増えています。
まとめ
今回は、30代におけるアッパーマス層の割合について記載しました。
令和2年の調査データによると、30代におけるアッパーマス層は0.9%と非常に少ない結果となっています。
30代時点で純金融資産3000万円以上を保有している場合、超優良家計ですが、1000万円でも優良家計ではないかと思います。
セミリタイアやFIREを目指している方は、5000万円~1億円程度の純金融資産が必要になってきますが、そうでない方は40代、50代で3000万円でも十分良いかと思います。
全世帯における純金融資産の中央値が900万なので、3000万円を保有して現役を引退することができれば、優良家計になると思います。
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