(この記事は、2021年6月4日に記載したものです。)
50代におけるアッパーマス層の割合は?
結論から言うと、令和2年(2020年)50代におけるアッパーマス層(純金融資産3000万円以上)の割合は、15.9%でした。
厳密には、この中に準富裕層、富裕層、超富裕層も含まれていますが、そこまで詳細なデータはなかったため、ご了承ください。
なお、データは、金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査を加工してグラフにしたので、生データを確認したい人はそちらを参照してください。
30代におけるアッパーマス層の割合は0.9%、40代になると8.8%、50代は15.9%と年齢と共に純金融資産3000万以上の世帯が多くなっています。
30代、40代におけるアッパーマス層の割合については、下記の記事を参考にしてください。
50代でアッパーマス層(純金融資産3000万円)に突入された方は、優良家計ということになると思います。
30代、40代と比較した場合、50代では純金融資産1000万以上の世帯もかなり多くなっています。
やはり、資産形成には時間がかかるので、できる限り早い段階で投資を始めることが資産形成のポイントだということがデータからわかります。
全世帯におけるアッパーマス層の割合はどのくらいか?
野村総合研究所の2019年度 調査データによると、アッパーマス層(純金融資産が3000万円以上、5000万円未満)は全体の13.1%となっています。
アッパーマス層以外の割合は、下記の通りです。
引用:https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2020/cc/1221_1
マス層(純金融資産が3000万円未満)が全体の78%を占めており、ほとんどの人がマス層に位置しているのがわかります。
準富裕層(純金融資産が5000万円以上、1億円円未満)は全体の6.33%となっています。富裕層への登竜門ですが、ここまでくるとセミリタイアも現実的なものに変わってくる層かなと思います。
富裕層(純金融資産が1億円以上、5億円円未満)は全体の2.3%となっています。100世帯に2世帯の割合ですが、意外と周囲にも富裕層がいるかもしれないですね。
超富裕層(純金融資産が5億円以上)は全体の0.16%となっています。さすがにこの層はとても少ない割合で、普通に生活していても周囲で出会うことはかなり少ない確率かなと思います。
下記の記事も参考にしてみてください。
50代においても資産運用は大切
すでに株式投資を始めている人が多いと思いますが、始めていない人はすぐに少額から始めたほうが良いです。
今や70歳定年が企業努力義務となり、いずれ70歳定年が義務化されるでしょう。
そうなった場合、現役時代の年収が削られて、65歳以降の雇用費用に転用されることは容易に想像できます。
では、削られた給料はどこから補填すれば良いのでしょうか?
私は、株式投資から得られる配当金を活用すべきだと考えています。
副業ももちろん良いですが、ほとんどのケースが自分の時間の切り売りです。
完全な不労所得はほとんどありません。
その一方、配当金は完全なる不労所得です。
自分は労働を一切せず、半年に1回または年に1回、配当金を受け取ることができるのです。
配当株投資をする際には一気に少しの銘柄に集中投資してはいけません。
時間をかけて、少しづつ、いろんな商品を購入することでリスクを低く抑えることができます。
具体的な銘柄については、下記の記事を参考にしてください。
まとめ
今回は、50代におけるアッパーマス層の割合について記載しました。
30代と比較すると約17倍、40代と比較すると約2倍、50代ではアッパーマス層が多くいることがわかりました。
やはり資産形成には時間をかけることが大切だということがわかります。
個別銘柄に集中投資をして、短期に資産を形成する方法は再現性に乏しいため、私はおすすめしません。
再現性が高い投資は、やはり指数に連動するインデックス投資となります。
そのインデックス投資で資産を形成するには時間が必要ということになります。
人生100年時代です。
50代から株式投資を始めたとしても、遅くはありません。
今日が一番若い日です。
株式投資をはじめましょう!
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