GCA(2174)から配当金 – 令和3年

日本株

(この記事は、2021年4月28日に更新しました。)

GCA(2174)

独立系のM&Aアドバイザリーファームで日本、米国、欧州の3極体制でクロスボーダー案件を多数扱っています。特に欧州は、事業承継アドバイスで強みがあるようです。

日本国内の事業継承が課題となっており、中小企業庁も事業継承を後押しするような政策を打ち出しておりニーズはあるが、2021年から本格化といったところかと思います。

欧州ドイツ語圏、米国で得意とするテクノロジー、デジタル分野のM&Aが活性化しているようで、今後も期待できるセグメントとなっています。

財務的には下記のような状況です。自己資本比率も高く、有利子負債も少ない状況です。

    • 自己資本比率 65.4%
    • 流動比率 196%
    • 有利子負債比率 9.57%
    • PER 19.18
    • PBR 1.79

現金も146億円ほど保有しており、流動負債よりも多く保有している状況となっているので安心感はあります。

売上はコロナの影響もあってか下がっていますが、2021年度の営業利益率は10%程度を見込んでいますし、当期利益も回復する予想となっています。

事業継承が無くなることはないので、今後も安定した売上と利益は見込めますが、爆発的な売上向上は見込めない成熟銘柄かと思います。

 

配当金の推移

過去の配当金の推移は、下記の通りで現在のところ普通配当は4期連続で配当維持です。
残念ながら増配率は0%です。EPSが上がっていないので仕方ないですね。

    • 2015年 35円
    • 2016年 45円
    • 2017年 35円
    • 2018年 35円
    • 2019年 35円
    • 2020年 35円

今年の配当金予想も35円となっています。配当性向が平均するとざっくり50%程度ですので、もう少し余力はあるかと思います。

今年はコロナの影響で利益が多くに下がってしまったので、配当性向も160%近くになっています。それでも35円を拠出してくれたことはありがたいですね。

 

株主優待

残念ながらGCAは、株主優待がありません。

今後の株主優待新設されれば良いですが、東証再編を考えるとちょっと難しいかもしれませんね。

ここは過度な期待はせず、新設されたらラッキー程度の気持ちでいます。

株主優待ではないですが、株主総会の議決権を行使したら、下記のように1000円のクオカードが自宅に郵送されてきました。

企業によっては、議決権をちゃんと行使するとこのようなプレゼントがあるので、ちょっとしたお小遣いになりますね。

総合利回り(配当利回り+優待利回り)

配当利回り 4.97%

我が家の取得金額が704円なので、今期の配当金35円から算出すると税引き前の配当利回りが4.97%となります。

優待利回り 0%

残念ながら株主優待が存在しないため、0%となります。

従って、総合利回りは4.97%となります。

 

まとめ

今回は、GCA(2174)について記載いたしました。

配当利回りが現在の株価でも4%以上と高配当株です。しかし、業績推移を考えると今後増配は厳しいのかなと思っています。

我が家も100株しか保有しておらず、今後買い増しする予定はないです。政策として事業継承問題が取り上げられているものの、そもそも日本の人口が減少しており会社も減っていくと思いますので、海外に活路を見出さないと、長期的な増配は厳しいと思っています。

コロナショックで500円台まで下落したので、その時仕込んだ方は利回りが7%近くになっています。バーゲンセールでしたが、先行きに不安があったので私は追加で購入してません。

皆さん投資は自己判断、自己責任でお願いします。

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