富裕層ってどういう定義なの?
本日の記事では下記のような疑問に対する記載をしていきたいと思います。
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- 富裕層とはどういう定義なの?
- 日本における富裕層ってどのくらいいるの?
- 自分はどの位置にして、どこを目指せば良いの?
資産運用は継続しないと意味がなく、非常に長い旅になります。そんな長い旅を続けるには明確な目標が必要です。今回はその目標になる情報を提供できたら嬉しいです。
日本における富裕層の割合ってどのくらい?
野村総合研究所の調査データによると下図の割合が2019年時点の富裕層の推定割合とのことです。なお、純金融資産というのは、住宅ローンなど借金を差し引いて手元に残る資産のことを指します。
引用:https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2020/cc/1221_1
マス層(純金融資産が3000万円未満)が全体の78%を占めており、ほとんどの人がマス層に位置しているのがわかります。
アッパーマス層(純金融資産が3000万円以上、5000万円未満)は全体の13.1%となっています。一つ上がっただけでぐっと割合が少なくなっていることがわかりますね。つまり、富裕層への第一関門はこのアッパーマスということが読み解けるかと思います。
準富裕層(純金融資産が5000万円以上、1億円円未満)は全体の6.33%となっています。富裕層への登竜門ですが、ここまでくるとセミリタイアも現実的なものに変わってくる層かなと思います。
富裕層(純金融資産が1億円以上、5億円円未満)は全体の2.3%となっています。100世帯に2世帯の割合ですが、意外と周囲にも富裕層がいるかもしれないですね。
超富裕層(純金融資産が5億円以上)は全体の0.16%となっています。さすがにこの層はとても少ない割合で、普通に生活していても周囲で出会うことはかなり少ない確率かなと思います。
自分はどの位置にして、どこを目指せば良いの?
皆さんは上記の基準と照らし合わせてどの層に位置していましたでしょうか?まずは自分の位置を把握することが非常に重要です。
いきなり富裕層を目指そうとしても1億円というとてつもなく長い話になり、目標を見失うことになります。まずは一つ上の階層を目指し、地道に努力をすることが重要かと思います。
私も最初はもちろんマス層からスタートしました。投資をスタートした当初は、金持ち父さん、貧乏父さんを読んでラットレースから脱却しなければくらいのレベル感で、明確な目標がありませんでした。1000万円を超えてきたくらいから次は2000万、次は3000万と目標を設定することでゲーム感覚で資産形成が出来たかなと思います。
現在私はアッパーマス層に位置しており、2021年には準富裕層へ行きたいと思っています。資産を早く増やすためにはグロース株が適していると思いますが、私はキャッシュフローが増えるのも好きなので配当成長株投資もしています。皆さんも自分の生活スタイル、性格に合わせて心地よい投資スタイルを継続すればよいかと思います。
株式投資で重要なのは、どんなことがあろうと、市場に居続けることです。
まとめ
今回の記事では、日本における富裕層の割合を見てきました。
現在の自分の純金融資産額と照らし合わせて位置を把握し、次の位置を目指すために何が必要かを考え行動に移すことが重要です。私もそうでしたが、マス層からアッパーマス層にいく3000万円の壁が最も辛く長かったと思います。
この苦難の道を乗り越えれば、アッパーマス層からは非常に早く資産が形成されるのを実感できると思いますので、ここは粘り強く続けてみてください。
富裕層はアベノミクス以降、年々増え続けています。資本主義は名前の通り、資本を持っている人に富が集中する仕組みになっています。この仕組みをうまく利用して、私たちも富を蓄えていきましょう。
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