令和3年のNISA、つみたてNISAの口座数はどのくらい?

株式投資

(この記事は、2021年9月17日に記載したものです)

NISA、つみたてNISAという言葉は投資をしている人にとっては当たり前だと思います。

NISAは2014年から口座開設が始まってすでに6年、2018年から口座開設が始まって3年が経過していますが、人口比率からみてどのくらいの開設されているかご存知でしょうか?

私も今回の記事を書くまで、実際の口座開設数は知りませんでした。

ということで、今回の記事ではNISA、つみたてNISA口座の利用状況について、日本証券業協会の下記のサイトの情報をベースに記載していきたいと思います。

NISA口座開設・利用状況調査結果(2021年6月30日現在)について

NISA口座数(2021年6月30日現在)

日本証券業協会が調査した下記のデータは、下記のようになっています。

2021年6月末現在の口座数は下記の通りです。

    • NISA:761万口座
    • つみたてNISA:262万口座

私は、かなり口座開設数が少ないと感じましたが、皆さんはこの状況どう感じますでしょうか?

NISA、つみたてNISAの両方を足しても1023万口座でこれでもまだまだ少ない印象です。

総務省統計局の令和3年8月1日時点の日本の人口の概算値は、1億2530万人です。

つまり、日本全体で非課税制度を使って株式投資を行なっている人は、人口の10%以下であるということがわかります。

株式投資で得た、譲渡益、配当金に対して非課税になるかなりお得な制度にも関わらず、10%以下の人しか投資を実践していないというのは、日本の金融教育がいかに遅れているか、データから明らかだと思います。

年齢別の口座数の割合

一般NISAは年齢が高くなるほど構成比率が高く、つみたてNISAは若い人の方が構成比率が高いことがわかります。

一般NISAの場合、年間120万円の投資なら非課税となりますが、若い世代にとってはそこそこ大きい金額なので、つみたてNISAの年間40万円からまず初めてみようということなのかなと感じています。

また、一般NISAは国内外株式、投資信託、債券など幅広い選択肢があり素人だと何を購入すれば良いかわかりませんが、つみたてNISAの場合、金融庁が選定した投資信託に限定されているので初心者には簡単に始めやすいというのもあります。

特に、つみたてNISAは、20年間運用する前提になっているので、老後資金として細く長く投資したいと考える若い世代にとっては良い選択肢だと思います。

現役世代のうちに株式投資で資産形成をしたい人にとっては、一般NISAで個別株を購入した方が有利ですが、その分リスクも高くなるので十分に注意が必要です。

まとめ

今回は、令和3年度のNISA・つみたてNISAの口座開設数について実態を確認していきました。

なんと人口比率からすると全体の10%以下という衝撃的な数字でしたが、周囲で投資している人は確かに少ないのでそんなものかという感じです。

今後、高校から金融教育が始まるという話もあるので、そうなってくると若い世代が株式投資に参加して、もっと口座数が伸びてくるかもしれません。

日本はどうしても貯蓄文化から脱却できないですが、最近は色々な方がYoutubeや書籍で株式投資の啓蒙活動をしているので、少しづつですが認知度も上がり、脱却してくれると日本株式市場へお金が回ってきますかね。

年間40万円までのつみたてNISAから始めたいという方は、下記の書籍で投資先を選択するのも一つの方法です。参考にしてみてください。

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