高配当株投資するなら投資信託ではなく個別株

株式投資

(この記事は、2021年8月11日に記載したものです。)

配当金がもらえる高配当株投資ですが、個別株、投資信託どちらが良いのか悩まれている方もいるかと思います。

私は日本株の場合は個別株で高配当株投資をしています。
今回の記事では、私がなぜ投資信託ではなく、個別株を選択しているのかについて記載していきたいと思います。

理由1 信託報酬が高い

日本株にも高配当投資信託はあるのですが、信託報酬が0.2%以下のものはなく、この時点で私の選択肢には入りません。

株価のパフォーマンスが良ければ良いですが、米国と比較するとかなりパフォーマンスは悪い状況です。

米国の場合、信託報酬にあたるコストが0.03%など超低コストの高配当ETFがあるので、これを利用すれば良いです。

しかし、日本株だと残念ながら優良な投資信託もETFもないので、個別株を自分なりのポートフォリオを組んで作るしかないです。

米国株のように早く高配当ETFが登場してくれると良いのですが。

理由2 売買がすぐにできない

投資信託の場合、1日の終了時点で売買を実施するため、すぐに現金化することができません。

個別株であれば、自分が売りたい時、買いたい時に売買ができるので流動性が高いといえます。

すぐに売らないから良いという方は特に気にならないかもしれませんが、投資信託をたくさん保有している中で急にキャッシュが必要となった場合は使い勝手が悪いと感じるかもしれません。

理由3 株主優待が受け取れない

個別株の場合、多くの企業が100株以上保有していれば、カタログギフト、クオカードなどの株主優待がもらえます。

だいたい、3月または9月に確定して、2ヶ月程度経過したころに株主優待が届くという感じかなと思います。

投資信託の場合、残念ながら株主優待を利用することができません。

色々な個別銘柄がパックになっているのが投資信託の魅力なので、株主優待が付与されないなのは仕方ないですし、100株単位で株主優待をもらえるわけではないので、この辺りもパッケージの難しさかなと思います。

理由4 銘柄を自由に選定できない

投資信託の場合、ファンドマネージャーが選定した銘柄に投資することになるので、自由に銘柄を選定することはできません。

個人投資家がプロに勝つことは難しいですが、プロも市場平均に勝つことは難しいので、どっちもどっちではあります。

勉強のためにも個別銘柄を自分で選定して、失敗する経験はしておいた方が良いです。
特に長期的に投資をするならなおさらです。

この投資信託またはETFだけ買っておけば大丈夫というのは思考停止になってしまいます。
投資信託やETFを購入するときも、自分で理解して投資をすべきです。

理由5 投資信託は税の繰延効果で活用する

高配当株投資をするということは、「毎月のキャッシュフローを増やす」ことを目的とした投資と言い換えることができると思います。

できるだけ資産を最大化した場合には、高配当株投資ではなく、市場平均に連動する投資信託を活用すると良いです。

市場平均に連動する投資信託の多くは分配金を出さすに再投資をしているので、この分だけ税の繰延効果を活用することができます。

売却するまでは税金がかからないので、効率的に資産を増やすことができる手法です。

投資信託を定率で切り崩す方法もありますが、いちいち計算して決済するのも面倒なので、私は高配当株投資の方が好みです。

まとめ

今回は、高配当株投資するなら投資信託ではなく個別株というテーマについて記載しました。

私は高配当株投資と合わせて、市場平均に連動するインデックス投資も投資信託を利用して実施しています。

老後のためには、長期的に確実にキャピタルゲインが欲しい。
これを実現する手法として、投資信託を活用しています。

また、現役時代に家計にプラスαの資金を供給する仕組みが欲しい。
これを実現する手法として、高配当株を活用しています。

今回ご紹介したのは私のケースであって、皆さんに合う投資スタイルがあると思いますので、一つの参考にしていただければ幸いです。

高配当株投資であれば、下記のような書籍もあるので、参考にしてみてください。

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