(この記事は、2021年12月21日に記載したものです。)
今回は、下記の記事を参考にセクターローテーションについてと私がそれらについてどう向き合うかについて記載していきたいと思います。
参考記事は、Sector Rotation Analysisになります。
こちらは英語記事になりますが、日本語よりも英語の方が世界的に読者も多いですし、情報がいち早く入手できるので、英語には慣れた方が思いつつ、私も嫌いではないですが、好きでもないです。。。
最近は翻訳ソフトもかなり精度が良いので、原文を読むのが難しい方は、テクノロジーを使っていきましょう。
それでは、本題の記事で重要なポイントについてみていきたいと思います。
セクターローテーションとは?
セクターローテーションとは、景気の循環に合わせて、投資先としてお金が集まってくるセクターも変わるよねっという話です。
下記の図は、ネット記事を引用したものになりますが、見ていただくとわかるように景気の状態によって重要なセクターが時系列で変化していることがわかります。
青色が景気の状態を示していて、オレンジ色が市場価格を示しています。
もう一つこのグラフから言えることは、市場価格の方が景気よりも先にトップをつけるという点です。
株価は景気の先行指数ということを聞いたことがある方も多いと思いますが、まさにそれをこのグラフは示しています。
グラフの左の上部にはテクノロジー、嗜好品、その次のフェーズでコミュニケーションサービス、工業製品がきています。
景気が落ち込む時期にはこれらのセクターに投資資金が集まることを示しているわけです。
景気が悪い中でも人が一部の人は熱狂的にお金を落としたり、テクノロジーは必要不可欠なものなので投資資金が集まるのだと考えられます。
景気が立ち上がってきたときには、エネルギー、素材、一般消費財、ヘルスケアあたりに資金が集まると示しています。
2021年はまさにこのフェーズ(来年には金利がどんどん上昇していく)かと思いますが、セクターETFを見るとこれらのETFは軒並み高値圏にあるので、今から資金を投下するのはなかなか勇気が入りますが、ここ数年はこのセクターが伸びるのではないかと考えられます。
最後は景気後退期になりますが、このフェーズだと設備、金融、不動産セクターに資金が集まると示しています。
次のセクター投資のチャンスとしてはこれらになるので、株価の下落に合わせてこれらのセクターに仕込むのも戦略としてはありかなと思います。
このフェーズでは金利が下落していくので、次のチャンスとしては金利が下落しそうなタイミングで仕込まないといけません。
米国10年国債の利回りを参考にすると良いかと思います。
現時点では、1.4%となっていてまだまだ低いです。
私はセクターローテーション投資をどう捉えるのか?
私のコア投資は高配当株ETFのVYMなので、セクターETFに関してはサテライトとして全資産の20%程度とすることにしています。
景気循環に応じてセクターETFを良いタイミングで買っていくことも戦略の一つかと思いますが、私は株式投資には不労所得(全く頭を使わないでお金を稼ぐ)を求めているのでその戦略は取りません。
実際の投資例としては、コロナショックでエネルギーセクターが暴落したのですが、VDE、XLEを購入しました。
エネルギーセクターは高配当株の集まりということもあり、このセクターを選択しています。
株価自体の値上がりを期待するのか、配当金を期待するのかによって購入するセクターETFを変える必要性があるので、それぞれの投資戦略に応じて選択すべきかと思います。
今はどのセクターETFも購入する予定はありません。
理由としては、サテライト部分については、暴落のタイミングで購入したいので、今は購入しないという戦略を取っています。
まとめ
今回はセクターローテーションの考え方について記載しました。
セクターローテーションに対応して個別銘柄を選定したり、セクターETFへの投資バランスを検討するのは大変です。
私の戦略としては、コアはVTIとしつつ、高配当株ETFのVYMとセクターETFを暴落時に仕込むという感じにしています。
サラリーマン投資家の場合、投資にそこまで時間をかけることができません。
一度投資したらほったらかしにできる方法がベストだと思います。
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