(この記事は、2021年9月25日に記載したものです。)
プレジデントオンラインに下記のようなネット記事がありました。
「1億円では全く足りない」40歳で早期リタイアするには本当はいくら必要か
ここ最近、FIRE(早期リタイア)と言う言葉がブームになり、数千万円でリタイアしたと言うネット記事や動画も目にするようになりました。
我が家の場合、23区内で子供が2名いて、しかも中学から私立の可能性も考えると1億円では到底リタイアできないなと感じていたので、この記事はそりゃそういう人もいるよねっと感じました。
今回はこの記事の中におけるポイントと我が家のケースについて考えていきたいと思います。
FIREに必要なお金を把握する
まずは年間の支出額を把握することが重要になります。
FIREの目安は、年間支出額の25倍と言われているので、支出額が少なければ早くリタイアできますし、多ければリタイアが遠くなります。
我が家の場合、子供の学費を除いて年間350万が普通に生活してかかってくる費用になります。
ここで注意が必要なのは、現在の生活水準で最低限必要な金額であって、今後もこの支出で足りるかについては誰もわからないと言う点です。
とはいえ、一旦の目標として年間350万円とします。
従って、必要な投資額は350万円を25倍した、8,750万円となります。
これは年率4%で運用した場合のケースと同じになるので、もっと利回りが高くなれば必要な投資額も減ってきます。
8750万円まであといくら必要か?
2021年8月末時点の純金融資産は4,900万円ほどになります。
ただし、このうち60%程度が株式投資なので、投資総額は約3000万円ほどになります。
従って、あと5750万円を株式投資へ回す必要があるという結論になります。
月額30万円ほど株式投資に回しているので、年間360万円は増加することになります。
年率4%で運用できたと仮定した場合、あと10年で8750万円以上になる計算となります。
40代後半ではFIRE射程圏内に入ってくると言うことになります。
年率7%で運用できたと仮定した場合、あと8年で8750万円以上になる計算です。
2年ほど短縮できますが、期間が短いのでそこまで大きく短縮はできないことがわかります。
早くリタイアすると年金受給額が減る
あたり前の話ですが、40代でFIRE(早期リタイア)してしまうと国民年金への加入になるので、支払いは安くなりますが、受け取れる金額も厚生年金と比較すると少なくなってしまいます。
記事によると年間50万円くらい定年まで働いた人とは差が出るようなので、長生きすればするほど受給額の恩恵を受けられることになります。
長期的な配当金の増配率を加味すると、この差額は無視できるくらい小さいものかと思いますが、楽しく長く働けるならば、サラリーマンも悪い選択肢ではないと考えています。
50代半ばがFIREにはちょうど良い?
ネット記事の中では、教育費の目処が立つ時期を考えると50代半ばにFIREした方が良いのではという意見が記載されていました。
人生100年時代と言われてますし、50代半ばでFIREできたとしたらかなり早い方だと私は思います。
また、40代で仕事をやめて、また50代で同じ仕事ができるかと言うとそういった補償もない状況です。
サラリーマンが稼ぐ方法の全てではない(私は結構サラリーマン好きです)ですが、他の収入源も確保しておくのがベターだと思います。
まとめ
今回はプレジデントオンラインの下記の記事について、我が家における現状と照らし合わせてコメントを記載しました。
「1億円では全く足りない」40歳で早期リタイアするには本当はいくら必要か
我が家の生活支出であれば最低限の生活費を獲得するためにあと10年ほど現在と同等レベルの投資を続けていく必要があることがわかりました。
ただ、これはあくまで最低限の生活費なので、子供の学費を考えるとある程度の労働は必要だと考えています。
1名あたり150万円程度は見込む必要があると思うので、2名で300万円。
この費用は一定の労働で確保して、生活費用は配当金でカバーすれば40代半ばではセミリタイアが十分可能かなと考えています。
実際にセミリタイアするかどうかは別として、選択肢を持っておくということはとても重要だと思います。
FIREについては下記の本が有名です。まだ読んだことがない人は、一度は目を通しておいて損はないと思います。
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